2022.09.28
【調査レポート】仕事価値観及びキャリア満足度に関する年代別調査
- #調査レポート
本調査の目的は世代間での仕事への価値観やキャリア満足度の違いを調査し、世代ごとの特徴を明らかにすることである。世代によって価値観や仕事に対する姿勢(注力度)が違うことで、世代間ギャップが生まれているのではないだろうか。また、年代ごとでキャリアへの満足度は変わるのだろうか。これらの問いに対し、100名以上の企業に勤める社会人を対象にキャリア意識を調査した。
≪サマリー≫
●世代ごとの特徴は?
【仕事価値観における世代ごとの特徴】
20代は、仕事の目的においてスキルアップ、人・社会に役立つため、人として成長するためと答えた人の割合が最も多かった。特に「人・社会に役立つために働く」と考える割合は全体と比べて20代が優位に高かった。
世代が若くなるにつれ、「スキルアップのため」、「人・社会に役立つため」、「人として成長するため」と答える人の割合が増える結果となった。
【仕事への姿勢(注力度)における世代ごとの特徴】
「一生懸命働きたいか」という質問に対し、20代が最も高い結果となったが、傾向としては世代による違いはなかった。
ライフワークバランスに関する質問では、どの年代も3:7の割合で仕事よりプライベートメインの回答が多かったが、若い世代ほど「どちらかといえば」ではなく、「プライベートメインがいい」との回答が多い結果となった。
●世代ごとにギャップが生まれているのか?
仕事価値観において、20代が他の世代より「人・社会に役立つために働きたい」と考えていることがわかった。スキルアップや人として成長するためといった目的においても20代のスコアが最も高かったことから、若い世代の方が仕事に対して目的意識をもって働いていることが表れており、この点において他世代とギャップが生まれている可能性が考えられる。
一方、仕事へ姿勢については仕事とプライベートの全体の割合自体はほぼ変わらないものの、プライベート寄りの回答の中でも、若い世代ほど「どちらかといえば」ではなく、「プライベートメインがいい」との回答が多く、この姿勢は世代間でのギャップにつながっている可能性が考えられる。
●キャリア満足度は世代ごとで変わるのか?
キャリア満足度は20代が最も高かった。
キャリア期待値は若い世代の方がより高い結果となった。
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本調査を引用いただく際は、出所として「一般財団法人エン人材教育財団」と記載してください。