2024.01.12
【調査レポート】若手を取り巻く職場風土に関する調査
- #調査レポート
2023年11月に従業員数500 名以上の企業の経営層・人事部長を対象に職場の風土に関する調査を行いました。
【サマリー】
●4つの環境※すべてが揃っている企業は3.7% 。4 つの環境の中で、整っている企業の割合が最も少なかったのは環境1、多かったのは環境4だった。
●穏やかで和気あいあいとしているか、ライバル意識や緊張感があるか、を問う設問では、79.4% が前者の傾向であると回答し、穏やかな組織風土の企業が多数派という結果となった。
●20代への仕事の与え方として、「20代から自分で考え、工夫する機会が多い仕事を与えられている」ではなく、「20代など若手時代の仕事は、指示通り正確に実行することが求められる仕事がメインである」に近い、やや近いと回答した割合は49.0% となり、約半数を占めた。
●評価に関する環境では、半数以上が学歴・年齢・性別・国籍は昇進・昇格に関係していないという実力主義寄りのB の回答だったが、管理職については73,3% が「年齢や経験が必要」という回答。また、全体の約3 割が評価制度変更の予定があると回答した。昇進・昇格が年功序列に近い企業が特に評価制度変更の傾向が強いことが明らかになった。
●主義主張(例 「○○ という課題を解決したい/△△ な業界・世の中にしたい」という思い)に関する調査では、B に近い(主義主張を持っている)と答えたのは9.8%にとどまった。
※【4 つの環境】
環境1:社内外の競争が激しく、成長基調で活気がある
環境2:20 代からチャレンジングで困難な非定型業務を求められる
環境3:性別、国籍、学歴、在籍年数に関わらず、実力主義で正当に評価される
環境4:本業の商品・サービスで自社独自の主観正義性※を実感できる
※ 「○○ という課題を解決したい/△△ な業界・世の中にしたい」 という、顧客・業界・社会課題に対する自社ならではの思いや考え方
詳細は以下PDFからご覧ください。
本調査を引用いただく際は、出所として「一般財団法人エン人材教育財団」と記載してください。