2022.09.05
これからのVUCA時代を生き抜くために必要な『I&W仕事価値観』とは? ①
- #コラム
Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字をとった「VUCA」の時代。そう言われ始めて久しいですが、昨今、その傾向は加速しています。テクノロジーの急発展、国際関係の変化。加えて新型コロナウイルス感染症の拡大。先行きの不透明さは増し、世界はますます混迷を極めています。
大企業・有名企業、あらゆる企業に、いつ存続の危機が訪れてもおかしくない状況。長寿化で一人ひとりの仕事人生が長くなる中、人生を通じてひとつの企業だけに頼ることは現実的ではなくなりました。必要なのは、就職や転職、職種転換、起業・独立など、どのような選択や環境変化にも対応できるようになることです。
これからの時代、社会が激変する中で生き抜き、活躍し続けるためにはどうすればよいのか?困難な状況の中でも、継続的に成果を出すために重要な要素。それが仕事価値観です。仕事価値観とは、「仕事において、何を大切と考えるか?」「どのような働き方をよしとするか?」という、仕事に関する基本的なスタンスのことです。
『I&W』とは『Inner Calling(インナーコーリング)』と『Work Hard(ワークハード)』という 2 つの仕事価値観の頭文字をとったもの。これからのビジネスにおいて欠かせない仕事価値観だと考えています。
『Inner Calling(インナーコーリング)』とは、仕事の中で意識的に「利他的な行動」をとることをよしとする仕事価値観です。
誰かのために働くことで、結果的に多くの人から感謝と敬意と称賛を受け、多くの報酬を受け取れるようになる。そうやって「自身の幸福感を高める」ことを目指します。簡単にいえば「誰かのために働くことで、 自分の仕事人生を充実させよう」というスタンスです。
『Work Hard(ワークハード)』は「懸命に仕事をする」という意味。成果を出すために、知恵を絞りながら一生懸命に仕事に打ち込むことをよしとする仕事価値観です。
この 2 つをセットにしたものが『I&W 仕事価値観』。「自分のためだけでなく、誰かのため、社会のためを考えて懸命に働くことで、結果として自身の幸福感を高める」ことを意味します。
なぜこうした仕事価値観が有効なのか?次の投稿から「Inner Calling(インナーコーリング)」と「WorkHard(ワークハード)」それぞれについて解説します。