2022.11.14
【調査レポート】人が育つ「4つの環境」の効果に関する調査
- #調査レポート
20代に薦めたい「次世代型人材」創出企業に光を当てるCSA賞では、エン・ジャパングループで定義しているCareerSelectAbility(CSA)※1の「4つの環境※2」の有無が、審査項目の一つになっている。CSAは考え方・能力・環境から成り立っている。
CSAの「4つの環境」が整うことで、企業の業績や社員のレベル、個人の成長感やキャリアへの満足度・期待値にどのような影響を及ぼしているか、また、どのような企業が4つの環境が揃っている傾向があるのかを調査するため、調査を実施した。
※1 キャリア自己選択力®。どんな業界・組織でも、多くの職種でも通用し、活躍できる力のこと。
※2 CSA が身につく環境として、以下4つを定義している。
環境1:社内外の競争が激しく、成長基調で活気がある
環境2:20 代からチャレンジングで困難な非定型業務を求められる
環境3:性別、国籍、学歴、在籍年数に関わらず、正当に評価される実力主義
環境4:本業の商品・サービスで自社独自の主観正義性※3を実感できる
※3「○○という課題を解決したい/△△な業界・世の中にしたい」 という、顧客・業界・社会課題に対する自社ならではの思いや考え方
≪サマリー≫
本調査では、キャリア満足度・期待値と5つの変数の関係性を分析した結果、以下内容がわかった。
●CareerSelectAbility(CSA)の4つの環境は企業に影響するか?
4つの環境が揃っている企業ほど、業績が高い傾向があることが分かった。また、4つの環境が揃っている企業の方が、社員自身が自社の社員のレベルが高いと感じていることが明らかになった。
●CSAの4つの環境が揃うことが個人にどう影響しているか?
4つの環境が揃っているほど、能力的にも精神的にも成長実感が高まることが分かった。また、現在のキャリアへの満足度・将来へのキャリアへの期待感についても、4つの環境が揃うほど高いという結果が出た。
●どのような企業が4つの環境が揃っている傾向があるのか?
【従業員数での比較】
100~299 人の企業と、10,000 人以上の企業との関係において、10,000 人以上の企業の方
が4つの環境が整っている可能性が高いことが明らかになった。
【CHROの有無での比較】
CHROの有無ではCHROがいる企業の方が4つの環境が揃っていた。
【日系・外資の区分の比較】
外資企業の方が4つの環境が揃っているという結果が出た。
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本調査を引用いただく際は、出所として「一般財団法人エン人材教育財団」と記載してください。