2022.12.28
【調査レポート】働き方改革関連法施行以前・以後の職場環境の比較調査
- #調査レポート
従業員規模100名以上の企業に勤め、転職経験のない社会人を対象に、2019年の働き方改革関連法施行前後での職場の風土の変化に関する調査を行いました。
【調査概要】
調査期間 :2022年8月5日(金)~2022年8月8日(月)
目的 :働き方改革関連法施行以前・以後の働きやすさ・働きがいに関する変化を明らかにする
調査対象 :従業員規模100名以上の企業に勤める大卒・転職経験なしの社会人
調査方法 :インターネット調査
有効回答数:531
※本調査を引用いただく際は、出所として「エン人材教育財団」と記載してください。
働き方改革関連法施行の2019年を境に、「働きがい」と「働きやすさ」の観点から会社の風土がどう変化しているかを調べるため、転職経験のない社会人を対象に調査を行いました。働き方改革関連法施行前の2019年以前に入社した26歳以上(大卒・転職経験なし)では、1年目に比べて現在の風土が、上図の「若手ホワイト企業」風土(きついが働きがいがある)である割合が44.2%から33.3%に減り、「ゆるブラック企業」風土(働きやすいが働きがいがない)の割合が22.4%から31.8%に増加していました。
一方、働き方改革関連法施行後に入社した25歳以下の社会人(大卒・転職経験なし)では1年目と現在でほとんど変化は見られませんでした。
コロナの影響や、勤続年数の違いも考えられるため一概には言えませんが、働き方改革関連法が施行したことで同じ会社の中でも働きやすさが高まっていると考えられます。
その一方で、働きがいについては下がっている傾向が見受けられます。
働きやすさだけでなく、働きがいを感じられる風土づくりが求められていると言えます。
エン人材教育財団では、「働きがい」に繋がる「成長できる職場環境」や「社会課題解決への会社独自の考え」などを審査基準とした表彰事業「CSA賞~20代に薦めたい『次世代型⼈材』創出企業~」を展開しています。現在第4回目CSA賞への応募を募集しています。お気軽にこちらまでお問い合わせください。